強豪そろうも寺崎浩
グランプリシリーズに行われるオールS級戦。G戦線で存在感を示している強豪がそろい、どこからでも狙えそうだが、スーパールーキー・寺崎浩平を中心視した。まだデビューして1年ほどながら、オールスター2169着、共同通信社杯1928着、競輪祭78181着などビッグレースでも通用している。天性のスピードを遺憾なく発揮して主役を演じよう。椎木尾拓哉が寺崎とタッグを組む。今期はF1戦で2V、7月富山記念で準Vなど差し脚は冴えている。寺崎の仕掛け次第では差し切りも可能だろう。
鈴木庸之、武田豊樹らの関東勢は、吉田拓矢が追加配分での出場となり、強力な味方が加わった。鈴木は持ち味の自在戦が冴えていて、8月函館G3、10月青森で優勝、競輪祭では準決1着で決勝に乗っている。武田も12月千葉記念in松戸2226着では久しぶりのGレース優参を果たした。吉田は落車明けの不安もあった前回の佐世保をまくりで記念初制覇。今シリーズは上積みも見込めそうで怖い存在だ。
落車で長期欠場を強いられている柴崎淳や島川将貴、小川真太郎の徳島コンビも力があるだけに軽視はできない。