• 平塚競輪 KEIRIN GRAND PRIX202012/28〜12/30


KEIRINグランプリ シリーズ展望

苦境を乗り越えて脇本雄太

脇本雄太

脇本雄太

 優勝賞金1億円を超えるドリームマッチ。走るのは競輪界のさらなるスピード化の潮流をリードしてきた歴戦のつわものばかりだ。それだけに誰が優勝を手にしても不思議ではないが、主役は脇本雄太をおいていない。代表に内定している東京五輪が延期となって、脇本は6月から競輪に復帰。それでG1を2Vは、脇本だからこそなせる業だろう。競輪祭の落車は決して軽傷ではなかったし、単騎戦になる可能性が高くて条件的には昨年、一昨年以上に厳しいが、それでも図抜けた機動力で決着を付ける。後方に置かれては厳しいので、他の8人を従えての先行策で押し切りVも決して絵空事ではない。

 爆発的なキレという点では、同じく五輪代表に内定の新田祐大に軍配が上がる。昨年も連係した佐藤慎太郎に、今年は同地区の守澤太志までいるのは大きなプラス材料。絶好態勢でVを逃した昨年の経験を糧に、仕掛け所を冷静に見極めて、初の頂点を目指そう。

 松浦悠士、清水裕友の中国コンビは、ナショナルチーム組に意地を見せたい。郡司浩平には競輪祭Vの勢いと地元のアドバンテージがある。定番となった和田健太郎とタッグを組めるのも心強い。通算11回目、この大舞台で勝つために1年間試行錯誤してきた平原康多は本来の自力自在戦で結果を追求する。

出場予定選手

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