後記 GⅢ 広島 12/19
金子貴の優勝で幕を閉じた広島記念。今年最後の記念開催とあって、15年のラストランを今シリーズで迎えた選手も多数いた。中川誠は準決勝で惜しくも敗退。しかし、最後まで力の限り戦い、競技と本業で多忙な1年を走り終えた。
「今年は記念にしろ、G1にしろ準決で飛んでしまいましたね。もうちょっと決勝に乗って、安定すればいいんですけど。感覚では捕らえているに、(実際は)捕らえられていない。まだズレがありますね。でも、来年の久留米(全日本選抜)は頑張りたい。せっかく地元地区のG1なんで。前半戦はそこが勝負です」
鈴木庸は5月松阪記念を制覇するも、後期は一息の成績。しかし、当所で手応えをつかみ、新年での更なる活躍を誓う。
「今年は記念を獲ったけど、その後がダメでしたね。来年はもっと高いところで安定したいし、G1にも出たいです。前回の佐世保記念が終わってから新しい練習メニューを取り入れたんですけど、今回はタイムが出ていました。長い距離も踏めているし、中9日で結果が出始めたんで、今後もそのメニューを続けたいと思います」
地元勢も最後まで奮闘。気合十分で臨んだ松浦悠は準決勝で涙を呑んだ。しかし、最終日に池田良とワンツーを決め、再度気持ちを奮い立たせた。
「仕上がりが良かったんで、決勝に乗りたかったですね。準決が終わって心が折れかけたけど、また頑張ろうって気持ちになりました。最終日に決勝の一個下(11R)でワンツーが決まったので、来年は地元記念の決勝でワンツーができるように頑張ります」
杉森輝は4141着でシリーズ2勝。内容に満足とはいかずも、この後に控える大一番、ヤンググランプリに向け弾みをつけた。
「強い選手と走るのは勉強になりましたし、最終日に本来のレースができて良かったです。あとはヤンググランプリで結果を出すだけ。一本練習をして臨みたいと思っています。次が今年の目標としていたレースなんで頑張りたいですね」