ピックアップ GⅠ 小倉 11/20
今年も白熱した賞金争いは、決勝で3着に入った清水裕が逆転でGPに初出場。優出を逃した武田豊も、賞金ランク7位で5年連続10回目のGP行きを決めた。少ない出走本数ながら賞金ランク10位で競輪祭に臨んだ渡邉一は、持ち前のスピードを発揮できずに一次予選敗退。3年連続でのSS班はならなかった。
「(GP出場へ)勝負で入ったけど、悔しい結果で終わってしまいました。賞金でのグランプリ出場は無理と言っていたけど、(GPに出ると)口にしてないことで運も引き寄せられなかったですね。そういう(賞金争いの)位置で戦えたからこそ、本当に悔しい。競輪祭だけではなくて、(今年の)1レース、1レースに悔いが残る。これを忘れずに。来年の(競輪に出走する)スケジュールは、今年と一緒だと思います。まずは世界選(手権)に出られるかどうか。それで(来年の)初戦が変わると思います」
前検日には、賞金ランク11位。初のGP出場へ射程圏内から参戦した山田英。準決まで勝ち上がったが、連係した山崎賢と共に敗れて優出ならず。悲願は叶わなかった。
「やりきりました。力足らずでしたね。でも、(山崎)賢人が出てきたし、今後はそこにしっかり付いて行って。ガチガチのラインにしたいです。そのために何でもやって。(相手が)粘りたくないようになりたいです。来年のG1戦線が始まるし、また頑張りたい」
優出した菅田壱は、決勝で確定板入りならGP出場が決まる大一番に臨んだ。単騎で平原康ら関東コンビのまくりに乗ったが、踏み場が無くて5着に終わった。
「ツーテンポ(内のコースに)入るのが遅かったですね。早めに入れていたら、平原さんと、あっちゃん(柴崎淳)の内に入って、伸び比べができたと思うけど。いい経験ができました」