児玉碧が地元タイトル獲得
今大会から新設された「ガールズグランプリトライアル2018」は11月22日にグループA、Bの決勝戦がそれぞれ行われた。グループAは児玉碧衣が快勝。グループBは梅川風子が制して、賞金ランク圏外からのガールズグランプリ出場を決めた。
終わってみれば児玉の完勝だった。地元の大声援を力に、圧巻のまくりでライバルたちを一蹴。ファンの期待にしっかりと応えた。
「声援が力になりました。地元の特別なんで、すごいうれしいです。ジャンからみんな動いて団子状態になると思っていたので、そこを見極めて行けるところから行こうと思ってました。3コーナーで止まるバンクなんですけど、そこを乗り越えて出切った時点で決まったと思いました」
8月平のガールズドリームレースで念願のビッグレース初制覇。それから一段と成長している。
「なかなかタイトルを獲れないなかで今年はオールスターでタイトルを獲れて、自信がつきました。それから重荷が取れたというか、気持ち的に楽に走れるようになって、今までの練習の努力が出ていると思います」
年末には最大の目標であるガールズGP2018が控えている。この優勝で1番車が決まった。視界は良好だ。
「今回はグランプリに向けて、いいシミュレーションになりました。このあとはグランプリに向けて頑張ります」
年末の大一番を制して、名実ともにガールズケイリンの頂点を極める。
外併走を耐えながらまくり上げた佐藤が2着に。
「ちょっとひるんでしまって、仕掛けるべきところで行けなかったです。自分らしい走りができなかった。最後は伸びたので、道中での位置取りを見直したいですね」
最終4コーナーで最内を突いた細田が3着に入った。
「ジャン前から誰か来るかなって思っていたけど、内から(尾崎に)来られてしまって…。力が足りませんでした」
先行した高木はシンガリ負けを喫した。
「行けるところがあれば、しっかり行こうと思ってました。無理やり行った感じですね。しょうがないです」
4着の奥井はガールズグランプリ出場を次点で逃した。
「つかみ取れなかったのがいまの実力。この結果をしっかり受け止めて。今年は出られないけど、来年(のガールズGP)は立川なので、なにが足りなかったのか、しっかり考えて1年間を戦います」