そろった北勢が有利か
来期もA級の井上公利、引地正人にとっては大事なレース。しかも、高木翔、阿部拓真と若手機動型もそろうだけに、ここはチャンスだ。北4車が結束するのか、宮城、青森(岩手)と支部で別れるのか現時点ではわからないが、4車で結束するほうが相手にとって脅威になることは間違いない。井上、引地に3着までのチャンスがある並びで結束すれば、いくら別線の機動型が強力でも苦戦を強いられそう。井上は今期4V、準Vも4回と充実ぶりは半端ない。この勢いでS級に再挑戦したいという気持ちは強いだろう。引地もここに向けて調子を上げてきており絶好機を生かしたい。
勝負がかかる残り2人は大矢崇弘と佐伯辰哉だ。関東1車の大矢は単騎で一発狙うレース。清水裕友が特進して繰り上がりでチャンスを得た佐伯は年末のチャレンジファイナルでも優勝している。出場が決まり気合入った5月久留米は逃げ切りV。ここも勝負強さを発揮するか。
元砂勇雪は22日からの小松島で3連勝なら、ひと足先にS級入りできる。もし失敗しても今年優勝8回、A級で競走得点ナンバーワンの圧倒的な機動力で一撃を見舞う。西日本は各地区に自力がそろった。唯一の追い込みである小野俊之がどの位置を選ぶかにも注目だ。