充実ぶりが際立つ石井寛子の名前が光るが、一発勝負に賭ける地元の小林優香の逆転に期待したい。五輪が終わった８月から走り始めて10月終了時までに12勝、２着２回で全く連を外していない。ガールズの世界に戻ってきた以上、目指すのはグランプリに出て優勝することのみだ。強敵相手にも男子選手顔負けの快速を発揮し、勝ってまずは出場権を手にする。

　もちろん、石井寛を狙う手も。今年の石井寛は充実した練習をこなす中で10月までに68勝し22Ｖ。前々好位からのタテ脚勝負という自分のレースに絶大な自信を持っている。グランプリ出場へ賞金ランクでボーダーにいる高木真備、鈴木美教も勝負駆け。ともに近況は良好で、ここに照準を絞って態勢を整えている。コツコツと結果を残してグランプリ出場が濃厚な坂口楓華、勝負強い梅川風子も一発あっていい。