検車場レポート
小倉 竜二 徳島 77期 |
赤板の2コーナー過ぎに山中秀将が飛び出すと、一本棒の7番手で車間を空けた清水裕友は打鐘の2センターから踏み込む。清水が合わせる山中を最終2コーナーでとらえて、小倉竜二、坂本健太郎までラインの3車で出切る。別線に出番はなく、ゴール前で小倉が清水を差し切って1着。99年、06年と2度制した小倉の競輪祭で通算400勝のメモリアルを飾った。
「何気に400勝ができました。今回はできると思ってなくて、まさか(シリーズ中に)2勝できるとは。(小倉は)タイトルを獲れた場所ですし、思い出といえば思い出の場所です。いいところで400勝ができた。仕掛けたタイミングが早かったし、清水君の踏み直しが早くてその分抜けたのかなと。展開に恵まれて、しっかりと抜けている」
ロングまくりで別線をねじ伏せた清水裕友は、一次予選連続の2着で4日目のダイヤモンドレース進出を逃したが動きは悪くない。
「欲を言えばダイヤモンドレースに行きたかった。(2日目の)1日の休みで体は楽になりました。(感じとしては)あんなもんかなっていうのもあるけど、座ってからのトルク感が欲しい。脚は問題ないです」