検車場レポート
石井 寛子 東京 104期 |
赤板を過ぎても隊列は一本棒のままで正攻法に構えていた小坂知子が誘導員との車間を空けて後方を窺う。4番手に構えていた吉岡詩織が打鐘過ぎ4コーナーから一気のカマシで主導権。小坂の後ろに付けていた石井寛子は1コーナーから俊敏に切り替えて吉岡の後ろへスイッチ。小坂が内から復活して外併走の形となった石井であったが2センターから鋭く追い込み白星締め。
「小坂さんのダッシュが良くて強かったですね。態勢を整えてからと思っていましたけど、併走になってしまったので踏むのが遅くなりましたね。決勝に乗れなかったけど調子自体は悪くなかった。最終日に勝てて良かったです」
2着には石井後位を追走していた大久保花梨が直線で鋭く迫った。
「やっぱり石井さんはさすがですね。強いし巧い。最後は頑張って踏みましたけど、抜ける感じはしなかったです」