木村皆斗が強豪を撃破 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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木村皆斗
満面の笑みでチャンピオンホイールを掲げる
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木村皆斗
安堵の表情を浮かべる
修正を果たす

 8月21日(日)にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」セカンドクォーター ファイナルラウンドの決勝戦が行われ、最年少覇者の木村皆斗(茨・119期)が名だたる強豪を撃破して、2度目の優勝を果たした。

 レースは残り3周を過ぎてペーサーが退避すると、5コースの藤井が前に出てその後位で雨谷がインで粘りスローペースになった。外併走になった今藤が残り2周で前を叩き、木村がそれを追走して残り一周で一気に仕掛けて後続を突き放し、最後はまくる雨谷の猛追を振り切って先頭でゴール板を駆け抜けた。直近の競輪では2場所連続優中と波に乗っており、前検日には「今回は賞金を稼がないといけないし、全勝で優勝するつもりです」と強気の姿勢を示していた。一次予選で3着に敗れて「噛み合ってないですね。体と自転車のズレを感じるし、一体感がない。原因はわかりません」と弱気の発言をしていただけに状態が心配されたが、二次予選で修正を果たして徐々に調子も上向いていったようだ。決勝後のインタビューでは「厳しい展開だったけど最後に全力を持ってこれるように走った。本調子ではなかったけど、この強い相手に勝てたことは励みになります。これからも競輪とPIST6の両方でしっかり頑張っていきたい」と今回の優勝は大きな財産となった。次回は9月16日(金)から行われるサードクォーター PIST6カップ1に参戦予定で、他の包囲網を突破して3度目の優勝を目指す。

髙野航記者

2022年8月21日 21時32分

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