根田空史が2度目の完全V ~TIPSTAR DOME CHIBA~

photo-48703
根田空史
サードクォーターの開幕戦を制す
photo-48704
根田空史
力を出し尽くす
努力が実を結ぶ

 8月29日(月)にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」サードクォーター ラウンド1の決勝戦が行われ、地元の根田空史(千・94期)がタイムトライアルで歴代4位タイとなる10秒065を叩き出した橋本壮史や3連勝で勝ち上がった太田龍希を退けて、S級1班の貫禄を見せ付けた。

 レースは残り3周で仕掛けた村田の仕掛けに乗って根田が好位をキープした。その後は残り1周半で車を持ち出して一気にスパートを開始すると、最後は太田の猛追を振り切って、自身2度目の完全Vを決めた。今回から新フレームで臨んでいた根田だが、前検日のタイムトライアル後には「いまいち違和感がある。ギアが軽く感じたのでその辺りを考える」と納得のいっていない様子だった。一次予選後も「調子はいいけど、セッティングがあまり良くなかった。ギアを上げたせいでスピードに乗るまでに長い距離を踏まないといけない」と連日セッティングが出ずに苦しむ姿が見られたが、決勝後のインタビューでは「ギアを上げたこととサドルを下げたことがどちらもうまくいきました。優勝は意識していなかったし、とりあえず前々に踏んで3周先行するぐらいの気持ちで走った。ダッシュ良く行けたしバックから踏み直せたけど、今まで一番きつかったです。鎖骨の痛みも昨日に比べたら良くなったし、PIST6の結果がいいと競輪でも成績がいいので弾みになれば」と緻密な整備が実を結んで、好結果につながったようだ。今後も競輪とPIST6の両輪での活躍を目指す根田から目が離せない。

髙野航記者

2022年8月29日 21時18分

開催情報

ページトップへ