村田瑞季が初優勝を飾る ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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激闘を終えて(左・早坂秀悟、中・村田瑞季、右・曽我圭佑)
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村田瑞季
ダブルギャルピースを披露
修正を果たす

 10月9日(日)にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」サードクォーター PIST6カップ2の決勝戦が行われた。今シリーズはA級選手のみの戦いとなったが、好メンバーが出揃い予選からハイレベルな戦いが繰り広げられていた。決勝にはタイムトライアル上位6名が順当に勝ち上がり、村田瑞季(京都・117期)が3度目の挑戦で初優勝を決めた。
 
 レースは残り3周前に村田が動いてインを切って後藤悠を迎え入れたが、僅かに口が空き、早坂秀悟に割り込まれた。その後は3番手で冷静に立て直し、残り1周からスパートを開始した早坂を追走して、最後はG寸前で差し切った。

 競輪でも好走を続けている村田だが、今回は確かな手応えをつかんで臨むシリーズだった。
 「PIST6で根田(空史)さんと戦ってS級との力の違いを思い知らされた。このままではダメだと思って練習方法を変えて競輪の成績が上向き出したし、調子もいい。完全Vを目指す」とデキの良さをアピールしており、タイムトライアルでも全体1位の数値を叩き出してみせた。

 準決勝ではまさかの敗北を喫したが、決勝では見事に修正を果たした。
 「6コースは嫌だったけど、しっかり動いた結果が出たと思う。A級戦だったら先行して勝ちたかったけど、よく体が動いてくれた。予選、準決と決勝を見据えた走りができたのが大きい。組み立て面などに反省は残るので次はその辺りを意識して走りたい」

 次回のPIST6への参戦予定はまだ未定だが、今度は王者として堂々たる競走で連覇を目指す。

髙野航記者

2022年10月9日 21時23分

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