冷静な立ち回りから鋭いまくりを披露

　9月11日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023ラウンド18の1次予選が行われた。1Rには初参戦となる藤井侑吾が出走し、冷静な立ち回りからまくって白星スタートを切った。
　
　レースは残り3周を過ぎてペーサーが退避すると5コースの小泉俊也がインを切って高橋幸司と渡邉満がその動きを追う。藤井は4番手で冷静に脚を溜めると、残り1周でスパートを開始。先まくりを放った高橋を残り半周で捕らえると、終始追走していた栗田万生の猛追も振り切り先頭でゴール線を駆け抜けた。　
　
　「一番前からのスタートだったしわけがわからなかった。特に作戦もなかったし、流れを見て走ろうと思っていた。どういうレーススタイルが自分に合っているかまだわからないし、他の人のレースも見て参考にしていきたい。恐怖心も多少はあるけど、そこは慣れていけば大丈夫だと思う。今回は初めてだけど、同県の松山桂輔さんにいろいろ教えてもらっているし心強い。ナイトははもう少し長い距離を踏んでいきたい」

　初参戦でまだ未知数な部分はあるが、根本的な脚力は今シリーズでも屈指の存在。自慢の機動力を発揮すれば一気に初優勝を飾るシーンも十分だ。

• 選手詳細データ

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  藤井侑吾 選手愛知・115期