藤井侑吾が前回のリベンジを狙う ~TIPSTAR DOME CHIBA~ 

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藤井侑吾
落車明けも状態面は問題なし
若手機動型が多数参戦し激戦必至のシリーズ

 5月9日(木)からTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2024 5月 第1戦が開催される。注目は通算3度の優勝実績がある藤井侑吾。圧倒的な機動力を武器に250バンクを席巻しており、強豪が揃う今シリーズでも優勝候補の筆頭格だ。対するはPIST6での経験豊富な山田義彦と藤井昭吾。両者ともにしばらく優勝から遠ざかっているが、底力はあるだけに本領発揮なら久々のV獲りも十分だ。その他にもPIST6での実績ある村田瑞季、鈴木浩太といった若手機動型や、前回初優勝を飾った東矢昇太も勢いがあり侮れない存在だ。
 
 8日の前検日にはタイムトライアルが行われて、優勝候補の藤井侑吾は10秒207を叩き出し全体1位で通過した。
 「(タイムトライアルは)上半身が浮いてしまう感じがあったので、それが押さえこめるようになればもっとタイムは出ると思う。あとはレースだし弱気にならないように。ウィナーズカップで落車して右の鎖骨を骨折した。練習は2週間前ぐらいから本格的なモガきができた感じ。特別競輪は2年前に競輪祭で経験したけど、今回はその時と違って、2次予戦でもいいレースができたし、戦える手応えはあった。(前回のPIST6決勝は根田空史に敗れ)同格以上の相手だと厳しいことを実感した。最近はギアを落として走っている人も多いし、自分はギアが重いのでうまく飛び付けなかったことも負けた要因の一つ。今回は師匠と一緒のあっ旋だし、前回一緒だった時は2人で決勝に乗れたので、また一緒に乗れたら。落車明けでもいつも通りの走りをしていく」

 昨年は一気にブレイクを果たし、高い機動力を武器にF1戦やグレード戦線で活躍。PIST6でも勝ち星を量産しており、落車空けの今シリーズでもエンジン全開の走りで力を見せつける。

髙野航記者

2024年5月8日 16時59分

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