常次勇人が逃げ切って白星スタート

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常次勇人
持ち味の強地脚で初Vを目指す
積極策で混戦を突破

 10月8日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023ラウンド22の1次予選が行われた。1Rには近畿のホープ・常次勇人が出走し、残り2周からのロングスパートで力強く押し切った。
 
 レースは残り3周でペーサーが退避すると、4コースの前反祐一郎がインを切って、さらにその上を長尾拳太が押さえる。常次は前団の動きを見極めて残り2周から一気にスパートを開始。残り1周半で長尾を捕らえると、そのまま先行態勢に入った。最後は追走した佐藤啓斗をタイヤ差で振り切って先頭でゴール線を駆け抜けた。
 
 「誰かが切ってから行こうとは思っていたけど、反応が遅れた。後ろも離れていたし、あんなに思い切り踏まなくても良かったかも。前回のPIST6から間隔が空いているし、これが初勝利かどうかも覚えていないです(笑)。ギアを下げて初速はいいけど、最後はタレてしまう感じがあったので、その辺りは修正が必要ですね。1着だけど、次も油断しないように走って準決に行けるように」

 初参戦となった前回のPIST6 2023ラウンド2では、予選敗退に終わり涙を飲んだ。近況は現行競輪でも結果が振るわないだけに、2度目の参戦となる今シリーズのPIST6で好成績を残しきっかけをつかみたいところだ。

髙野航記者

2023年10月8日 16時07分

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