白星発進の常次勇人が猛省 ~取手競輪場~

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常次勇人
反省を生かして準決に臨む
4場所ぶりの優出を目指す

 10月16日に取手競輪場でF1シリーズ【レジェンドカップ】の初日が開催された。3Rには近畿のホープ・常次勇人が出走し、最終バックからのまくりで白星スタートを決めた。
 
 レースは赤板で荻原寿嗣が押さえにかかるが、前受けした常次が突っ張った。一度後方まで車を下げた荻原は打鐘で緩んだ隙を見逃さず一気に巻き返して先頭に立つ。叩かれた常次は吉松賢二に内を掬われて5番手まで車を下げると態勢を整えて巻き返しの機をうかがう。最終バックでは先まくりを打った吉松の上を力強くまくり切って先頭でゴール板を駆け抜けた。

 「全部突っ張る作戦だったけど、あそこで(荻原が)来ると思わなかった。油断したし思い込みがあった。その後にもう一つのライン(関東勢)に内からこられたし、今まで内からこられる経験もなかったので。まくっていくときもトップスピードに乗るまでに時間がかかったし負けると思った。調子も良くないし、エネルギーがない感じ。最近は準決で人気を背負って飛んでしまうことも多いので、今回こそはしっかり車券に貢献できるように」

 準決は12:19分発走の5Rに出走予定。A級戦で無類の強さを見せている望月一成と一発の力を秘める緑川修平との三分戦となるが、自慢の強地脚を発揮して初連係の藤岡徹也と近畿ワンツー決着を狙う。

髙野航記者

2023年10月16日 17時58分

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