名古屋競輪が再始動

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再開された名古屋競輪場
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寺崎浩平
将来のスター候補生
万全の体制で再出発

 5月8日(金)、名古屋競輪場でF1シリーズの初日が開催された。競輪の昼間開催は5月1日(金)の伊東以来となる。当地では先月の4月8日(水)からF1ガールズが行われる予定だったが、8日付のスポーツ紙により競輪評論家に新型コロナウイルス感染症の陽性反応が出たと、報道の影響を受けて出場選手の間に不安が広がったことから、選手と協議の結果、選手間の新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点も含めて中止を急遽決断と公式ホームページで発表していた。

 今回の開催にあたっては、競輪関連機関で構成される新型コロナウイルス感染症対策本部が示す新型コロナウイルス感染症対策要綱及び選手の管理体制強化についてのガイドラインを遵守し、一般のお客様は競輪場へ入場できない「無観客」でレースを開催いたします。と、万全の体制を整えて開催にこぎつけた。今後、再開する競輪場にとっては新しいモデルケースになりそうだ。

名古屋競輪公式ホームページhttp://nagoyakeirin.com/

 S級戦の出場メンバーは開催が中止となった日本選手権競輪と日程が重なっていたため、上位陣は不在だが、史上初の早期卒業制度で今年の1月にデビューし、全ての開催で優勝している寺崎浩平(福井)が出走。初日は予選のメイン(10R)に登場すると、先にまくった箱田優樹(青森・98期)をロングまくりで仕留めて番手の藤田勝也(和歌山・94期)ときっちりワンツーを決めた。準決勝はメインの11R(16時25分発走予定)を務め、初日特選を制した椎木尾拓哉(和歌山・93期)と呼吸を合わせてファンの期待に応えられるか、注目が集まる。

 なお『¥JOY×プロスポーツ』の締め切り時刻は発走の5分前となります。

池端航一記者

2020年5月8日 18時05分

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