第9回ウィナーズカップが幕を開ける ~伊東競輪場~


前年度覇者の脇本雄太は11レースに登場
3月20日から伊東競輪場を舞台に第9回ウィナーズカップが幕を開ける。初日は特別選抜予選が3つ行われ、2日目の毘沙門天賞への切符を賭けて熱いバトルを繰り広げられる。前年度覇者の脇本雄太(94期・福井)は前回の豊橋でグランプリ+全冠制覇という前人未到のグランプリスラムを達成したばかりで、今シリーズも優勝候補の筆頭だ。
「(前回は)自分の仕上がりは全然ダメだったけど、展開的にも、近畿の仲間たちにも恵まれた。(優勝は)そのおかげですね。(前回のあとは福井が)改修工事でなかなか乗れず、満足のいく練習ができなかった。(バンクには)3日間も乗ってないくらいですね。(初日は)枠も外ですし、気にせずにいつも通り走れれば」
バンク改修の影響もあり思うような練習は行えなかった様子ではあるが、今シリーズも近畿地区の層の厚さで他地区を迎え撃つ。
全日本選抜競輪で脇本雄太と決勝でワンツーを決めた寺崎浩平(117期・福井)もタイトル奪取を目標に掲げて今シリーズに臨んでいる。
「年末(のグランプリ)も現実的になってきましたし、タイトルも本当の意味で意識するようになってきました。競技を引退してこっちの〝競輪〟に専念するようになって。去年の親王牌ぐらいからですかね。ナショナルチームにいたときとはセッティングもペダリングも変えて。こっちの〝競輪〟にシフトして。古性(優作)さんはトップ中のトップ。直前は岸和田にいって合宿をしてきました。学ぶことも多いですし、自分の覚えが早いというより言語化する能力が高いので、わかりやすいですね。やっぱり細かい動きを言語化するのは難しいですから。初日は古性さんと一緒ですし、古性さんが後ろだと安心感が違いますね。しっかりと力を出し切れるように」
直前の練習でも呼吸を合わせている古性優作を背に持ち味を最大限に発揮して別線を迎え撃つ。
2025年3月19日 17時01分
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選手詳細データ
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脇本雄太 選手福井・94期
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寺崎浩平 選手福井・117期