ルーキーたちの熱きバトル ~広島競輪場~

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町田太我
インパクトのある走りで地元デビューを飾った
地元の町田太が逃げ切り勝ち

 「ルーキーシリーズ2020」の第1弾が、広島競輪場で5月15日にスタートした。3月24日に日本競輪選手養成所を卒業した117、118期による同期同士のバトルは、無観客ながら見ごたえのバトルが繰り広げられた。117期の男子選手でも、初日予選の5個レースでラインができたのはただひとつだけ。同門でさえ別線を選択して、デビュー戦にそれぞれの思いを乗せた。オール単騎戦が多く、それだけに逃げ切りは至難と思われた。しかしながら、初日のトリを務めた地元の町田太我が、圧巻の逃走劇をただひとり完結させて、3回連続のゴールデンキャップ獲得が伊達ではないことを証明した。
 「(鈴木)陸来さんが先行すると思ったんで、その後ろを取れたらまくりに構えようと思った。でも、(内に緒方将樹がいて)1車空いてなかった。あそこからなら先行で押し切れる自信もあったので、先行に切り替えました。最後のバックから踏み直すっていうのが頭にあって、それが思い通りにできた」
 地元でのデビュー戦を勝利で飾った町田は、気を緩めることなく無傷での決勝進出をかけて2日目に臨む。

竹内祥郎記者

2020年5月15日 19時35分

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