郡司浩平が今年2度目の記念V ~取手競輪開設70周年記念~

photo-15865
郡司浩平
優勝トロフィーを手にガッツポーズをして写真撮影に応える
photo-15866
1着でゴール線を通過する3番車の郡司浩平選手
積極的に動きVつかむ

 取手競輪場で行われている開設70周年記念「水戸黄門賞」は30日(火)に決勝戦を迎えた。雨中の決勝戦を制したのは、前々へ攻めた郡司浩平(神奈川・99期)で今年2度目の記念優勝を手にした。

 レースは赤板で中団の関東ラインにフタをした郡司浩平が打鐘目掛けてスピードアップ。その動きを警戒していた前受けした菅田壱道が突っ張るも、その動きの余波で打鐘3コーナー過ぎで3名が落車するアクシデント。突っ張られた郡司は立て直して菅田の番手に入ると最終2コーナーからまくり出て後続を引き離してゴール。今年3月の玉野記念以来、自身8度目の記念制覇を成し遂げた。
 「ちらっと見えたときに落車が見えて、内藤さんも追っかけてくるのが見えた。2コーナーから踏み出してそこからは持つ距離ですし、全力で踏んだ。落車で後ろは離れ気味なのかなと。仕掛け所は悩んだ結果、菅田さんに突っ張られて最悪の展開になった。内藤さんが迎え入れようと、色々やってくれて、萩原さんは落車したけど、3番手についてくれて、そういうのもあって、優勝できた」とラインの力で優勝できたことを強調した。「(前半戦を振り返って)落車もあったけど、手応えをもって走れている。G1、G2の優勝に届くように積み重ねていきたい。(7月から7車立になるが)前半は(落車もあって)レースが少なくて、記念の賞金の上積みが後々、響いてくると思うので、7車立でもひとつでも良い着をとりたい。ファン投票5位は素直に嬉しい。過去最高の結果。S級S班として胸を張って戦う心構えができたと思う」と7月からの後半戦に向けての意気込みを最後に語ってくれた。
 次走はいわき平競輪場で7月10日から開催されるサマーナイトフェスティバル。真夏の夜の祭典でもレース展開に応じた柔軟な組み立ての競走を見せてくれそうだ。
 
 2着には吉田拓矢、3着には平原康多で入り、2車単2,630円(8)、3連単4,550円(15)となった。

角田祐馬記者

2020年6月30日 16時30分

開催情報

ページトップへ