チャレンジに町田太我が登場 ~別府ミッドナイト~
本日7月20日からの別府ミッドナイトは、まずチャレンジに注目。本格デビュー戦の7月広島モーニングを完全優勝と期待通りの走りを見せた町田太我が登場する。山口拳と並んで117期の中でも飛び抜けて強い印象で、本格デビュー戦の7月久留米を松岡辰の準Vとまとめた犬塚貴之、7月佐世保は連勝で決勝に上がった山川奨太の同期勢も蹴散らして連続完全Vを達成する可能性が高い。援軍も塩川真一郎、阿部亮治としっかりしていて広島ラインでの決着を目指す。
町田は高校時代から自転車競技で活躍し、鳴り物入りで養成所に入所すると、能力評価で史上初となる3回全てゴールデンキャップ獲得の偉業を達成。在所順位こそ11位だったが、先行回数5位タイ、自力での勝ち星は3位と競走訓練でも大物ぶりを存分に示していた。そして、117期勢の中でも早期卒業の2人を追う存在としての評価を確かなものとしたのがルーキーシリーズと本格デビュー戦の走りだ。ともにホームの広島だったが、ルーキーシリーズで在所ナンバーワンの長田龍や4位の青野将を上がり11秒1の快速まくりで蹴散らすと、本格デビュー戦は連続後続をぶっ千切っての圧勝。“仕上がりはバッチリ。自分の力を出せれば、結果はついてくる。自分の脚をアピールして勝ちたい”を有言実行して見せた。182㎝の長身から繰り出しタテ攻撃の破壊力はチャレンジではレベルが違う。コンスタントに11秒台前半のタイムを叩き出す快速を発揮して、前日の玉野ミッドナイトで6連勝した松本秀と同様に、次の場所で特班に挑戦だ。
中国、四国、九州の3地区対抗のチャレンジ戦に対し、1・2班戦はオール九州勢での争い。前期3Vを飾った本郷雄三に期待したい。今期初戦の小倉ミッドナイトは、213着のオール確定板入り。ミッドナイトは好成績を残しているし、7車立てはまくりが得意な本郷にとっては仕掛けやすいはず。好スパートを決めて、ラインでワンツーを決める。
S降り福岡コンビもV候補から外せない。那須久幸は、7月佐世保で早速Vをゲット。西田大志も16年前期以来の降級となったが、A級ならタテ脚も発揮してV争いを演じられる。絶好調の高田真幸がここも勝ち上ってくれば福岡勢に流れが向く。
混戦になれば、好永晃や屋良朝春の一発に要注意だ。
本郷と言えば、破壊力抜群のまくりが代名詞。“A級は仕掛けるタイミングがいくらでもある”と降級後の成績は非常に高いレベルで安定している。今年は開催中止で合計50日ほどの空きがありながら“気持ちを切らすことなく練習した”と3V、準V2回、決勝3着3回、準決で連を外したのは僅かに1回のみだ。3連対率は76%と、以前の淡白さは完全に姿を消したし、“踏み込んでからのスピードの乗りがいい”と本人も好調を実感している。直近の7月小倉ミッドナイトの初日特選では、売り出し中の藤井將を突っ張って逃げて2着に粘ったように、タイミングがあれば先行も辞さない充実ぶり。オール九州勢の争いで戦いにくさはあろうが、流れを止めない快走を披露しよう。
2020年7月20日 13時18分
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選手詳細データ
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町田太我 選手広島・117期
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本郷雄三 選手熊本・99期