準決勝進出の21名が決まる ~小田原競輪場~

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蕗澤鴻太郎
7車立てのレースで存在感を高める
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郡司浩平
地元エースとして文句なしの走りを披露
蕗澤鴻太郎は勝負駆けに成功

 小田原競輪開設71周年記念「北条早雲杯争奪戦(G3)」は28日に2日目が行われた。オール予選2の9個レースが終了し、準決勝進出の21名が決まった。後半の4レースはS班の4名がそれぞれ順当勝ち。初日特選に続いて連勝の郡司浩平(神奈川・99期)が合計14ポイントで予選トップ通過を果たした。初日の予選1で1ポイントしか獲得できなかった蕗澤鴻太郎(群馬・111期)はまくりで1着。勝負駆けに成功した。

 蕗澤鴻太郎は4レースで中井俊亮(奈良・103期)の先行を6番手から豪快にまくり切った。合計8ポイントで準決勝進出を決めた。
 「1着権利だと思っていたので、狙っていきました。しっかりモノにできて良かったです。9車立てよりも7車立てのほうがやりやすい。後方に置かれても届く感じがします。記念の準決勝は3回目。まだ決勝に乗ったことはないけど、後ろは吉澤(純平)さんだし、まずはしっかり力を出し切ることを考えて走ります」
 3日目準決勝の9レースは松浦悠士(広島・98期)、高橋晋也(福島・115期)の強豪を相手にチャレンジャー精神で挑む。

 8レースの郡司浩平は松井宏佑(神奈川・113期)の先行を余裕の差し切り。2車単120円のオッズにしっかり応えて連勝を飾った。
 「全て松井に任せていました。余裕はあったし、(ライン)3人で決まって、一番いい形になりました。地元はやっぱり気合が入ります。準決勝が一番の山場ですからね。そこを乗り越えないと3連覇は見えてこないので、しっかり頑張ります」
 準決勝8レースは和田真久留(神奈川・99期)の前で自力勝負。シリーズ3連勝で当地記念3連覇に王手をかける。

 注目の予選通過のボーダーラインは6ポイントだった。8人が6ポイントで並んだが、直近4カ月の競走得点上位者から順に4人が準決勝に進出。最後の1枠には佐藤和也(青森・95期)が滑り込んだ。地元の成田健児(神奈川・75期)は競走得点5番目で惜しくも勝ち上がりを逃した。

笠原裕明記者

2020年8月28日 19時18分

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