地の利を生かした仕掛けで地元決着に導く

　3月27日に前橋競輪場で施設整備等協賛『まえばし春風賞』の初日が行われた。今シリーズは地元勢から4名が参戦し、1Rの篠田幸希が披露した突っ張先行を皮切りに、それぞれが気迫のこもったレースで一次予選を突破。2日目に行われる二次予選へと駒を進めた。

　8Rに登場した蕗澤鴻太郎（群馬・111期）は小林大介との地元連係で臨み、打鐘4角からのスパートを敢行。「久樹（克門）さんが踏んだんで、全引きした。そこが反省です。（後方になって）重かったんでキツいなって。でも、（最終ホーム手前の）ここで行くしかなかった。（あれより仕掛けが遅くなると前橋では）終わりなんで」と反省点を挙げつつも、地の利を生かした仕掛けで地元ワンツーに導いた。最後は小林に差され2着に終わったが「2着だったんで調子は悪くない」と状態も悪くはなさそうで、「（一緒に練習している小林泰正、佐々木悠葵ら）みんな頑張っているんで負けられない」と同年代の活躍が刺激になっている様子。

　二次予選は佐々木豪、率いる4車ラインが相手となるが「（今シリーズは）決勝に乗ってって思っています」と目標達成へ向けてここでは負けられず、地元同士の小林潤二と呼吸を合わせて強敵撃破を目論む。

• 選手詳細データ

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  蕗澤鴻太郎 選手群馬・111期