蕗澤鴻太郎が大金星 ~前橋競輪場~

photo-27738
蕗澤鴻太郎
準決勝も先行勝負で見せ場を作る
photo-27739
佐々木悠葵
抜群のスピードで決勝進出を狙う
地元は3名が準決勝に進出

 ナイターのG3シリーズ、前橋競輪場開設71周年記念「三山王冠争奪戦」は5月21日に2日目が行われた。二次予選7個レースをメインに熱戦が展開。期待された地元勢は蕗澤鴻太郎(群馬・111期)、佐々木悠葵(群馬・115期)、木暮安由(群馬・92期)の3名が準決勝進出を果たした。

 二次予選7レースでは蕗澤鴻太郎が格上の太田竜馬(徳島・109期)、佐藤友和(岩手・88期)を相手に会心の逃げ切り勝ちを収めた。
 「落ち着いて行けました。出切れば何とかなるかなって。太田君が中団を取ったので、その後ろから作戦通りでした。太田君が引かなかったらフタをして、前に出たら後ろは芦澤(大輔)さんなので信頼して駆けるだけでした。記念の決勝進出はまだないので、まずは準決勝を突破したいですね」
 3日目22日の準決勝11レースも相手は格上ばかりだが、ライン3車のアドバンテージを生かして強気に攻める。

 9レースは佐々木悠葵が鈴木裕(千葉・92期)の先行を中団キープから力強くまくり切った。
 「あそこの位置(4番手)にこだわってから先行と思ってました。ヨコは苦じゃないので。鈴木さんが駆けてしまったし、踏んでいる時に仕掛けたのでキツかったです。セッティングやフォームがグチャグチャで全然ダメですね。養成所時代から使っているサドルがここに来る前に壊れてしまって、何時間も触っているんですが、なかなか良くならないです」
 準決勝10レースは木暮と2日連続のタッグ。地元記念初優出へ、ここまで来たら気持ちで乗り切る。

 今シリーズは無観客での開催となっています。テレビ、インターネット中継などでの観戦をお楽しみください。

笠原裕明記者

2021年5月21日 23時27分

開催情報

ページトップへ