佐々木悠葵がS級戦へ特別昇級 ~京王閣競輪場~

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佐々木悠葵
攻めの仕掛けでチャンスをモノにした
4度目の挑戦でようやく掴んだチャンス

 11月24日(火)から京王閣競輪場で行われていたF2ナイターシリーズ最終日26日(木)の12レースA級決勝戦で佐々木悠葵(115期・群馬)が完全Vを達成。10月立川F1シリーズから3場所連続で完全Vを達成し27日付けでS級への特別昇級が決まった。

 佐々木にとってこれが4度目の挑戦だった。初めてS級への特別昇級のチャンスが訪れたのは今年2月28日に行われた小倉F1ナイターのA級決勝。後方からまくるも中国勢の2段駆けに屈して4着。2度目のチャンスは8月29日に行われた豊橋F2シリーズとなったが藤井侑吾をまくれずに準V。10月19日伊東で3度目のチャンスを迎えたが南関勢の2段駆けに屈した。
 今回、京王閣競輪場で迎えた4度目のチャンスも地元東京勢が2段駆けも可能な布陣となったが、高橋幸司が最終ホームで地元ラインに切り込んだ隙を逃さず一気のカマシを敢行。後ろの甲斐康昭が離れてしまい苦しい展開となってしまったが、番手に嵌った武田亮と最終バックから約半周のモガき合いを制し、後方から自らまくり上げた浅見隼を力強く振り切った。

 ようやく佐々木がたどり着いた師匠の矢口啓一郎もいるS級の舞台。自慢のダッシュ力に磨きをかけてさらなる高みを目指す。

細川和輝記者

2020年11月27日 11時07分

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