初日特選は地元の佐々木悠葵が制す ~前橋競輪場~

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佐々木悠葵
地元で好スタートを切った。二次予選も期待が膨らむ
二次予選は〝自力仕様〟の新フレームでタテ攻撃だ

 6月29日、前橋競輪開設73周年記念「三山王冠争奪戦」の初日が行われ、12レースの初日特選は地元の佐々木悠葵が眞杉匠の番手から1着をつかんだ。

 「(眞杉が)すごい強かった。ペースで駆けていましたね。普通に強かったですし、最後も抜けないかと思いました。振り回されていたし、それくらい強かった。自分が後ろだから気楽にやっていたのもよかったんじゃないですか(笑い)」と冗談を交えつつ、前を走った眞杉の強さを称えた。
 
 普段の佐々木は緊張とは無縁のような印象を受けるが、「今日はレースが近づくにつれて緊張してきました。平原さんが3番手っていうのが」と関東のエースが後ろにいたことで、普段とは違った刺激があったことも事実だ。その中で結果を出したことは佐々木にとって、いい経験になったことに違いない。

 明日の二次予選はラインの先頭で自力のメンバー構成。近況の佐々木はヨコの動きを駆使した攻めも見せていたが、今回はタテ勝負で臨みそう。「最近は位置取りもやっていたけど、今回から新車で自力の仕様なんです。練習では仕上げてきたし、デビューした時よりも自力が出ていた。明日はしっかりと自力を出すレースを」

小山裕哉記者

2023年6月29日 19時11分

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