守澤太が節目の300勝を達成 ~伊東競輪場~

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守澤太志
300勝ポーズで写真撮影に応じる
オープニングレースを制してリズムに乗る

 3月20日に伊東競輪場で幕を開けた第9回ウィナーズカップ初日のオープニングレースで守澤太志(96期・秋田)が節目となる通算300勝を達成した。

 正攻法に構えた菅田壱道が別線の動きを冷静に見ながら打鐘付近から久田裕也ラインに乗っていくと、最終ホーム手前で久田を追走していた山形一気が山岸佳太の番手へと切り込む。菅田は冷静に久田の後ろへとスイッチ。最終2コーナー手前から車を外に持ち出して前団を一気にのみ込むと、ゴール寸前で守澤太志が差し脚を伸ばして1/4車輪差で白星を手にした。
 
 「抜けると思っていなかったので。菅田君が長い距離を行ってくれたので、抜けたんだと思います。たまたまですね。(300勝を達成できたのは)僕はそんなに1着を取れるタイプじゃないんで、ラインのおかげですね。300勝できたのは1勝、1勝の積み重ねだと思うのでラインを組んでくれたみんなに感謝です」
 
 今年に入り3場所で5勝と白星量産態勢に入っていた守澤であったが、2月宇都宮、続く豊橋の全日本選抜競輪と連続で落車のアクシデントに見舞われた。それでも修正力の高さを示して大舞台のオープニングレースで節目を達成と、悪い流れを変えるにはこれ以上ない白星を挙げた。
 「(体で)気になるところはめちゃくちゃあります。全部ですね(苦笑)このままじゃ戦える状態ではないと思うので、少しでも修正できるように。少しでも上積みできるように調整します」と早くも2日目以降を見据えて体の使い方を見直したい様子。初日は落車明けで「不安要素しかなかった」と手探り状態で臨んだからこそ、道中で反応が遅れてしまったりゴール前でめずらしく力みが生じてしまっていたが、不安要素をひとつ、ひとつクリアしていければ日増しに良化していきそうで、「またひとつ、ひとつて積み重ねていきたい」と次の301勝目へ意欲を見せた。
 



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細川和輝記者

2025年3月20日 12時30分

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