守澤太志が2度目の記念制覇 ~別府競輪場~

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守澤太志
賞金ボードを掲げて満面の笑み
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渾身のハンドル投げで3番車の郡司を捕える
絶好調の郡司浩平を交わしての優勝

  開設71周年記念別府競輪GⅢ「オランダ王国友好杯」は8日に最終日を迎えて、守澤太志(秋田・96期)が郡司浩平(神奈川・99期)のまくりを差し切ってV奪取。GⅢの優勝は2016年6月の久留米以来通算2度目。S班としては初の優勝を飾った。

 レースは後ろ攻めの郡司浩平が赤板前に上昇し、前中団の松浦悠士も合わせて上昇。松浦が切った上を郡司が更に切り、山口拳矢がすかさず叩いて出る。打鐘は山口が先頭で、郡司、松浦、北津留ラインの順に一本棒で通過。打鐘2センターで松浦が巻き返しに出ると、山口が合わせてペースアップ。松浦を山口が2コーナーで合わせ切るが、その上をすかさず郡司がまくって出る。最終3コーナーで逃げる山口を郡司が捕えて直線に入ると、後位を回った守澤太志がG前で差し切った。

 レース終了後、守澤は優勝インタビューで「松浦(悠士)君があのタイミングでカマしてくるとは思わなかったけど、そのお陰で(山口拳矢と)モガき合ってくれました。(郡司の番手を)単独で回れたので余裕はありました。でもすごいスピードだったので、抜けるかどうかは踏み出すまで分からなかったですね。最近は決勝には乗れているけど、決勝の成績が悪かったので、ここで結果を出せて良かったです」とレースを振り返った。

 記念優勝は2度目で、前回の久留米記念優勝から実に5年越しの記念制覇となり「何年も記念で優勝できてなかったですし、前回はマグレみたいな感じだったので、今回S班として優勝できてうれしいです。前回の優勝の時に新田(祐大)君にアドバイスをもらって、しっかりやっていこうっていう話をして、もう一回優勝するのに5年もかかりましたけど、成長できているのかなと思います」

 次走は6月17日から岸和田競輪場で開催される高松宮記念杯(G1)。最高の結果を残し、初のタイトル制覇へ向けて今開催以上のパフォーマンスを見せてくれることは間違いない。

及位然斗記者

2021年6月8日 17時28分

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