軌道修正に成功した守澤太志が復帰３場所目で決勝に進出

　7月29日（土）に名古屋競輪場で行われた開場74周年記念『金鯱賞争奪戦』の決勝メンバーが出揃った。注目の並びと選手の意気込みは以下の通り。
【並び】
①渡邉雄太－⑦武藤龍生
⑥取鳥雄吾－②桑原大志
⑨新田祐大－⑤守澤太志
③山口拳矢（単騎）
④伊藤旭（単騎）
⑧南潤（単騎）
【コメント】
①渡邉雄太「切って切ってで叩けば、福永君が早めに来れば出させて中団だし、来なければ先行と思ってました。踏み遅れて内に差しちゃった。ヤバいと思ったけど、（高橋）築さんが切ってくれて助かった。昨日（2日目）より全然きつくて、なんとか残してもらえた。ケガも良くなってきて、今日が一番感触が良かった。自力」
②桑原大志「昨日、悔しい思いをしたので。（坂井を止めたあと）平原君とか内に入ってくる選手もいたので、そこも気を引き締めて。取鳥君のおかげです。本当におんぶにだっこで。拳矢君は結構外にいたので大丈夫かなって思ったんですけどスピード違反ですね（苦笑）。取鳥君へ」
③山口拳矢「後ろ中団からって感じであの位置が取れれば、（取鳥と坂井が）モガキ合うなり、（坂井が取鳥を）出させたとしてもチャンスはあると思っていたので。（最終バックス過ぎに）詰まったのでそこで行きました。洋さんやめる感じでどこまで（外に）来るかはわからなかったんで余計に外を回したんですけど。脚的には問題なかった。単騎で自力」
④伊藤旭「スタートは出てみてで考えてました。（南が）来たら合わせて出ていこうと思ったけど。あそこから新田さんを抜くぐらいまでの脚がないと上では戦えない。自分で動いて仕掛ける所で仕掛けられてるので悪くはない。単騎で」
⑤守澤太志「嘉永君かなと。死角みたいなところで来られちゃったけど、嘉永君を止めれば内は自力選手しか来ないと思って大きく持って行った。でも持っていきすぎて口が空いちゃいましたね。だいぶ修正できたけど、まだしっくりきていない。セッティングと乗り方の両方を修正しました。新田君へ」
⑥取鳥雄吾「一回しっかりと前に出て感じで考えていました。気合で頑張りました。桑原さんはいつもの自分の力よりも出させてくれるので。昨日よりもバンクが感じたので自分には向きました。最後はいっぱいだったんですけど、さすがダービー王ですね。自力」
⑦武藤龍生「（最終）3コーナーで守澤さんが持って行ったんで、いいところに突っ込めるかなと思って回しながら入っていきました。初日に重かった分、昨日（2日目）、今日と軽くなっていますね。渡邉君へ」
⑧南潤「三谷さんに申し訳なかった。僕より強い人がいる中で全部下げてもと思って下げ切りませんでした。外が空き次第で仕掛けて、もうそこからは必死でした。積極的に仕掛けられてることは良いと思います。単騎で自力」
⑨新田祐大「スタートは前々の方でと考えてました。あそこ（南の外）にいて南君がどうするかだと思った。南君が下がったように思って、一瞬油断したところで内から行かれてしまいました。ああなったらラインの三谷君まで行かせて、そこから勝負と思った所で落車があった。（踏んだ感触は）悪くなかったと思います。自力」

• 選手詳細データ

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  守澤太志 選手秋田・96期