男女ともに完全優勝 ~小倉競輪場~

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梅川風子
伊東のガールズケイリンコレクションで11連勝を狙う
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伊藤旭
次節も完全優勝なら特別昇班だ
伊藤旭は次節で特別昇班を狙う

 熊本市営ミッドナイト競輪in小倉「チャリロト杯」は9月8日に最終日を迎え、8Rにガールズ、9Rにチャレンジの決勝戦が行われた。ガールズは梅川風子(東京・112期)、チャレンジは伊藤旭(熊本・117期)がそれぞれ完全優勝。8月武雄から2場所連続完全優勝の伊藤旭は次の防府(9月19日から)で特別昇班をかけることとなった。

 今シリーズは満足のいくコンディションになかった梅川風子だったが、終わってみれば無傷の完全優勝。決勝戦でも奥井迪との壮絶な踏み合いを制した。
 「山原(さくら)さんもガッツリ1着を意識したレースをするかなと思ってたので意外でした。踏んだり止めたりで車間も切れず仕掛けたら、奥井さんがまくってたので、追走して2秒ぐらい休んで3コーナーを過ぎてから踏んだ。キツかった分、冷静に走れた。経験ですね。良ければ強引に行って浮いてたかも。(良くないコンディションを)言い訳にできない。それをしっかりと自分に言い聞かせて、今シリーズは戦いました」
 次は9月21日に伊東の共同通信社杯で開催されるガールズケイリンコレクションだ。「怖いけど、楽しみです。コンディションをあげられたらいいですね」。高額賞金の一発勝負で梅川が11連勝を狙う。

 チャレンジ決勝は伊藤旭が予想外の先行勝負で逃げ切り。8月武雄に今シリーズと白星を並べ、次の防府で特別昇班がかかることとなった。
 「まくりの作戦でした(笑)。切って受けて中団のつもりが畝木(聖)さんが来なかったので。ジャンの4コーナーでは腹くくって行こうと思った。先行したら、後ろの山川(奨太)さんに差されるか差されないかの勝負になると思ったんですけどね。バックで1回ニュートラルに入れて、コーナーで踏んで直線でもタレないようにした。6連勝して少しは(特別昇班を)意識するけど、冷静に走ることで優勝も見えてくる。落ち着いて自分の走りがしたいです」

音無剛記者

2020年9月9日 00時34分

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