地元勢は3勝と好スタート ~周防国府杯争奪戦~

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桑原大志
フレームを換えて課題だった切れが戻った
桑原大志は換えたフレームに好感触

 10月31日から防府競輪場で開設71周年記念「周防国府杯争奪戦」が開幕した。5名が出場した地元勢は國村洋(山口・80期)の一次予選敗退は残念だったが、久保田泰弘(山口・111期)、宮本隼輔(山口・113期)に桑原大志(山口・80期)が1着。特選の清水裕友(山口・105期)も2着と大活躍した。

 地元勢最年長の桑原大志は予選のメーン11Rを走った。レースは島川将貴(徳島・109期)の番手回り。島川が根本哲吏(秋田・97期)を叩いて最終ホーム手前から主導権を握ると、直線鋭く抜け出した。
 「根本の抵抗がすごくあったんで、島川は出るのに脚を使った部分があった。無理やり出て、流れる感じなく踏んで踏んでだったと思う。あとは一生懸命、僕なりのサポートをして、(4番手以降の車間が空いて)3人かと思って思い切り踏んだ感じ。今日は楽な展開。恵まれてっていうのが8割、9割だから(状態は)何とも言えない」
 これが9月防府の初日特選以来、2カ月ぶりの1着。「前回までとはまったく違う。ここ最近では抜群にいい感じ」と今回からひとつ前に使っていたフレームに戻したことで初日から好感触を得ている。2日目以降に向けても「しっかり持ち場を守って。そっと頑張ります」と自然体を強調。2日目は昨年大会の二次予選でもワンツーを決めた清水裕友との連係で準決勝進出を目指す。

音無剛記者

2020年10月31日 18時55分

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