今度こそ決める山口勢 ~川崎競輪場~
呼吸を合わせて準決突破を目指す
川崎競輪開設72周年記念『桜花賞・海老澤清杯』は4月9日(金)に二次予選が終了。
二次予選11レースではS班の清水裕友(山口・105期)が打鐘の2センターからロングスパートで押し切って貫禄を見せつけた。「新車は、踏みしろがあって、前に出れたらいい感じ。ニュートラル感は欲しいが、伸びは良くなっているし、一長一短はあっても、今節はコレでいきます。ダービーは、天候も変わるし、軽くなると思うので」と、日本選手権競輪を見据えて導入した新車に手応えを得た。当所は、2月の全日本選抜で決勝に進出して復調のキッカケをつかんだ土地。頂点を目指して戦う男の勢いは止まらない。
二次予選で清水と連係した桑原大志(山口・80期)はレース後に「悔しいのひとこと」と、語った表情が印象的だった。「千切れたので、そのまま(見たまま)です。一番、こういうのがないようにと思ってやってきたが、こうして現実ってなると、もっと足りないと自覚してやらないと。清水に迷惑をかけるし、付ける権利もない。見ての通りダメな回。自分が勝つ、負けるより、そこが一番大事。今開催できちんと見つめ直して、コツコツと精進していきたい」。
桑原の言葉には重みがあった。準決勝9レースでは、再度で山口勢が連係。この2人の連係に注目して欲しい。
2021年4月9日 21時46分
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選手詳細データ
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清水裕友 選手山口・105期
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桑原大志 選手山口・80期