藤井侑吾、舘泰守の地元コンビ ~豊橋ミッドナイト~
本日、11月28日開幕の豊橋ミッドナイトは、持ち味の自力攻撃で他を圧倒している藤井侑吾が本命だ。デビュー直後の怪我で特班したのは3月だったが、1・2班戦に上がると、ここまで14場所走って全て優参して3V、準V6回、決勝3着が3回という文句なしの戦績。A級トップクラスの機動型としての評価を不動のものとしている。しかも、当所は相性も良く、8月のミッドナイト開催でも3連勝している。ここも別線にレースをさせずに押し切ろう。好目標を得た舘泰守も気合が倍増。まくり兼備の差し脚は鋭く、直近4カ月の3連対率は7割に達している。初連係となる藤井の仕掛け次第では逆転は十分だろう。
魚屋周成、特班2場所目となる緒方将樹の機動型を、小林弘和がコントロールする九州勢も侮れない。特に魚屋は11月小倉ミッドナイトをまくりVと復活。勢いがあるので、得意のカマシで藤井の出ハナを叩いていければ面白い。
藤井は、115期生在校5位で、ナンバーワンの坂井洋とともにゴールデンキャップを獲得した逸材。デビュー直後の怪我もあって、すでに7名がS級が上がっているポテンシャルの高さは並みの新人とはモノが違う。デビュー直後の8月の落車で一頓挫あったが、3月に特班するや初戦の5月宇都宮ミッドナイトはいきなりの完全優勝し、そのままA級トップクラスの先行型としての評価を不動のものとしている。地脚タイプで、“なるべく長い距離を踏みようにしている。基本的に先行で勝負していきたい”と緩めばためらわずに仕掛けて出るハートの強さがある。トップスピードの高さは半端なく、出切って掛かってしまえば、別線の反撃は許さない。
チャレンジは競走得点最上位の下岡将也のVに期待したい。失格点が響いてチャレンジに逆戻りとなったが、1・2班戦でもコンスタントに連対していただけに、以前のチャレンジとは貫禄が違う。ダッシュを生かした先行主体の自力戦が持ち味だが、“余裕はないけど、戦法の幅は広がってきた”と新人相手となるだけに、より柔軟に立ち回るようになってきた。10月岐阜の優勝も下井竜の番手戦だった。今回もまた直前の11月大垣ミッドナイトの決勝で前を任せてワンツーだった倉田紘希と一緒。この決勝は全く呼吸が合わず現地集合のような形だっただけに、まずは倉田の動きにしっかり続きたい。すんなりマークなら差し切って、今期2度目のV奪取といこう。
10月大垣ミッドナイトで倉田らを封じて逃げ切り優勝している枠元一葵が強敵。まだ粗削りだが、すんなり先制なら一発ある。
2020年11月28日 13時23分
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選手詳細データ
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藤井侑吾 選手愛知・115期
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下岡将也 選手三重・111期