タイトルホルダーが大活躍 ~西武園競輪場~

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村上義弘
魂の走りは今も健在
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合志正臣
シャープな決め脚で往年のファンに人気
5人のタイトルホルダーが予選で白星

 4月15日(木)に初日を迎えた西武園競輪開設71周年記念「ゴールド・ウイング賞(G3)」は、初日特選を制した平原康多(埼玉・87期)をはじめとしてタイトルホルダーが躍動。往年の競輪ファンを大いに喜ばせる結果となった。

 オープニングレースを制した合志正臣(熊本・81期)は06年の全日本選抜覇者。近況は落車に泣いたが、鋭い決め脚で今シリーズは好スタートを切り「やっぱり自分は記念開催の方が走りやすいですね。しっかり『競輪』になるし考えて走れるので。今は熊本の若手が勢いづいていて、毎週誰か優勝しているし自分もいい刺激をもらえている。最近は落車とか失格でツイていなかったですけど、脚はすごくいいのでこの調子で頑張りたい」とレースを振り返り、今シリーズの抱負を語ってくれた。

 数々のタイトルを獲得し一時代を築いた村上義弘(京都・73期)は4レースに登場し、番手まくりでファンを沸かせた。「小森(貴大)君には申し訳なかったけど、シビアに踏ませてもらった。この年なんで怪我から上向くのに時間が掛かる。半歩ずつではあるけど、上向いてはいる」。衰え知らずのタテ脚を今開催はシリーズを通して見られそうだ。
 
 2レースでは園田匠(福岡・87期)、6レースでは井上昌己(長崎・86期)、9レースでは稲垣裕之(京都・86期)もそれぞれ白星を挙げて、本日行われた12レースの内6勝がタイトルホルダー。今シリーズは名選手の活躍に期待したい。

及位然斗記者

2021年4月15日 20時00分

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