ダービー王の称号は誰の手に ~京王閣競輪場~

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松浦悠士
盟友に託して頂きを目指す
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郡司浩平
同県の先輩の想いも背負い別線に立ち向かう
S班は5名が決勝に進出 

 5月4日(火)から京王閣競輪場を舞台に行われている輪界最高峰の戦い第75回日本選手権競輪が9日(日)に決勝戦を迎える。S班は5名が勝ち上がりダービー王の称号を賭けて火花を散らす。ダービー初出場で決勝の舞台へと勝ち進んできたフレッシュな顔ぶれも。6日間に渡った長丁場の戦いを制するのは果たして…。並びは以下の通りに決まった。
 
 ⑧眞杉匠-①平原康多-④武藤龍生

 ②郡司浩平-⑨佐藤慎太郎 
 
 ⑦清水裕友-③松浦悠士

 ⑤浅井康太

 ⑥松岡健介

 年頭から『今年の目標はダービーを獲ること』と公言していた松浦悠士(98期・広島)はここまで未勝利ながら盟友の清水裕友(105期・山口)に迷うことなく前を託して頂点を目指す。

 「ちょっと初日から緊張していましたね。やっぱりダービー、ダービーって言い続けていた分、硬くなってしまっていますね。でも決勝には乗れたので。とりあえず乗らないことには優勝はないので。あと一走、しっかり獲るだけって考えればもう大丈夫だと思うので集中したい。今回は後ろから抜かれてしまっているので、そこだけ修正したい。準決はアップの方法を修正して良くはなった。難しい展開になってラインもバラバラで3着に入っているか正直分からなかったですけど、ホっとしました。裕友に任せて勝てるように頑張ります」

 仕上がりの良さが際立つ郡司浩平(99期・神奈川)も、もちろん黙っていない。同県の内藤秀久との決勝進出は叶わなかったが、ベテラン佐藤慎太郎(78期・福島)を背に別線攻略を目指す。
 
 「自分は乗れたけど、内藤さんが…。ちょっと残念ですね。ここの所、(内藤が)落車続きだったので、どうにか2人でって思っていたので早めに仕掛けたんですけど…。でも結果だし、仕方ないので自分は気持ちを切り替えて。内藤さんの気持ちも背負って戦いたい。慎太郎さんに任せて貰えたので、相手は強いですけどここまできたらしっかり狙います」

細川和輝記者

2021年5月8日 19時34分

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