藤井栄二が4カ月ぶりの1着 ~福井競輪場~

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藤井栄二
準決勝も近畿ラインの先頭で力を出し切る
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中西大
先行勝負で4月奈良に続き、2度目のG3優出を狙う
近畿の機動型が大会を盛り上げる

 福井競輪開設71周年記念「不死鳥杯」は7月9日に2日目が行われた。二次予選7個レースをメインに熱戦が展開。11レースではS班の守澤太志(秋田・96期)が落車して途中欠場となってしまったが、郡司浩平(神奈川・99期)をはじめ、古性優作(大阪・100期)、山口拳矢(岐阜・117期)、森田優弥(埼玉・113期)ら強豪は順当に勝ち上がった。

 近畿勢は地元地区の記念で気持ちが入っている。二次予選6レースは藤井栄二(兵庫・99期)が3番手確保から力強くまくって4カ月ぶりの1着。準決勝一番乗りを決めた。
 「ラインで勝ち上がることを第一に考えて、先行基本に組み立てました。展開は何通りか考えていたうちのひとつ。そんなに勝利数にはこだわってないけど、やっぱり久々の1着はうれしいですね。昨日は感じが悪くて、今日はケアしたり、アップの仕方を変えて良くなりました」
 3日目準決勝12レースは郡司が番手を回る鉄壁の南関勢にどう戦うか注目される。「大石(剣士)君に出られてしまっては厳しいですね。でも相手がどれだけ強くても自分のやることは変わらない。前で力を出し切るだけです」。連係実績豊富な三谷竜生(奈良・101期)の援護を信じて積極果敢に攻める。

 8レースの中西大(和歌山・107期)は初日の反省を生かして先行勝負。地元の鷲田幸司(福井・92期)に交わされて2着とはいえ、ライン3人でしっかり勝ち上がることができた。
 「初日は地元勢に迷惑をかけたので、今日は地元の先輩の前でしっかり先行しようと思ってました。理想の展開になりました。2走してみて、まくりよりもやっぱり先行のほうがいいなって思いました。集中力を切らさずに明日も走りたい」
 準決勝11レースは森田優弥、山口拳矢が相手の3分戦。点数上位の同型2人を相手に真っ向勝負を挑む。

笠原裕明記者

2021年7月9日 19時52分

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