節目V目指す中西大 ~川崎競輪~

photo-43348
中西大
豪快な仕掛けでねじ伏せる
通算200勝へ王手をかけて

 川崎競輪F1ナイターは27日(金)に最終日を迎える。シリーズリーダーの中西大(和歌山・107期)は、準決勝で199勝目をマーク。節目の200勝を優勝で決めるべく、こだわりの自力戦で敵を迎え撃つ。

 決勝戦には中西、三谷将太(奈良・92期)の初日特選コンビに加え、堀僚介(大阪・109期)も勝ち上がったが、中西は話し合いの末に自力戦を選択。その経緯をこう説明した。
 「自分の中で、付く人と、付かない人の線引きが明確にあって。それは同県とかそういうことでもなくて、自分の中で決めていること。だから、堀君にはわがままを言って自力でやらせてもらうことになりました。別線でやるからにはもう割り切って。(三谷)将太さんは自分に付いてくださるみたいなので、しっかり走りたいですね」
 自身のスタイルを貫いての自力戦。それだけに準決勝の内容を反省する。
 「準決も、予想外の展開で戸惑ったところはあったけど、本来ならジャンで突っ張らないといけない。まあ、正直若い子の組み立ては分からないって感じたし、記念とかG1とかで自分が簡単に泳がされることなんてないんでね。でもそこも頭に入れとかないと駄目」
 ただ、その中でも即座に対応して中団から豪快にまくってみせた。これで通算199勝目。節目の通算200勝を優勝で飾ることができるのか。
 「最近は1着が少なかったんでね。199勝目を決められたので、このままの勢いで優勝で200勝を決めたいですね」
 勢いある橋本優己(岐阜・117期)に南関勢が付くラインも強力で、高橋築(東京・109期)は単騎でも侮れない。一筋縄ではいかないメンバー構成だが、それでも中西が力でねじ伏せることができるか、注目だ。

熊谷洋祐記者

2022年5月26日 22時08分

開催情報

ページトップへ