勢いに乗る小原佑太 ~高知競輪場~

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小原佑太
初の記念決勝へ力をすべて出し切る
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長島大介
5カ月ぶりの記念参戦で存在感を発揮
500バンクを舞台に機動型が躍動

 高知競輪場開設71周年記念「よさこい賞争覇戦」は7月30日に2日目が行われた。二次予選7個レースをメインに熱戦が繰り広げられた。最終12レースはS班の佐藤慎太郎(福島・78期)が人気にしっかり応えて連勝。そのほか好調な機動型がシリーズを盛り上げた。

 二次予選最初の6レースは小原佑太(青森・115期)がカマシ先行で別線を圧倒。シリーズ連勝で準決勝一番乗りを果たした。
 「(初手は)前中団から切って、切っての流れになると思っていたので、その上を行って我慢しようと思ってました。松岡(健介)さんが行ってくれて、すかさず仕掛けて、すんなり出れました。流してから、もう1回踏み上げて、いい感じに踏めました。G3のピンピンは(3月)広島以来。その時の準決勝は4着だったので、今回は決勝に乗りたいです」
 ナショナルチームのトレーニングで、ダッシュ、スピードともに強化されている。3日目の準決勝11レースは眞杉匠(栃木・113期)、中川誠一郎(熊本・85期)が相手の3分戦。3度目の挑戦となるG3準決勝で力勝負をして、初優出を決める。

 8レースは最終1センターで5人が落車するアクシデントが発生。これを避けた長島大介(栃木・96期)が車間を詰める勢いでまくって連勝を飾った。
 「小原(丈一郎)が前でハウスしてるのが分かったので、避けようと準備してました。全部、見えてました。想定していた展開とは違ったんですが、冷静に走れました。5人落ちたのが見えて、気持ち的に楽になったんですけど、最後までしっかり踏み切れました。力勝負ではなかったんですが、岡村(潤)さんに抜かれてないので、デキはそれなりにいいと思います」
 上がり13秒5は2日間の最速タイム。準決勝10レースも自慢のスピードで3連勝を狙う。

笠原裕明記者

2021年7月30日 19時37分

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