オリオン賞はナショナル対決に注目 ~いわき平競輪場~

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山崎賢人
パリ五輪を目指すスピードスター
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寺崎浩平
近畿の選手として主導権を奪取
初対戦の山崎賢人VS寺崎浩平

 8月11日(水)、第64回オールスター競輪の2日目。10レースはファン投票によって選ばれた選手が対戦する『オリオン賞』が行われる。

 東京五輪直後のG1レースとなるだけに、パリ五輪を狙う山崎賢人(長崎・111期)と寺崎浩平(福井・117期)のナショナルチーム対決に注目したい。

 山崎は「オリンピックは見ていました。(脇本雄太、新田祐大と)ずっと一緒に練習をしていたので、自分も悔しかった。自分はまだそこまでも立てないので、まだまだ頑張らないといけない」と、日の丸を背負って戦った先輩のレースを見て熱き想いを感じていた。対戦相手の寺崎とは「初めての対戦です。強いのはわかっているけど、自分が1歳年上。先輩の貫禄を見せる」と気合は十分だ。「ここは一番最初に(G1決勝に)乗せてもらった場所」と思い出のバンクで、後輩には負けられない。

 寺崎は初のオリオン賞選出に「正直、選ばれると思っていなかったので驚いた。注目をしていただいているので、お返しをできたら」と、こちらも気合が入っている。「最近は先行の組み立てでやってきた。近畿としてしっかりと先手を取りたい」と脇本の福井の後輩でもあり、プライドがある。後ろには古性優作に、村上義弘と、闘志を前面に押し出して戦う選手を引き連れる。その寺崎が主導権取りに出ている姿が目に浮かぶ。

小山裕哉記者

2021年8月10日 18時59分

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