第64回オールスター競輪のベストナインが出揃う ~いわき平競輪場~
オリンピアンが激突するハイスピードバトル
8月15日(日)に、いわき平競輪場を舞台に第64回オールスター競輪の決勝戦が行われる。初のナイター開催で6日制と長丁場の激戦を勝ち抜いたベストナインがいよいよ激突する。東京オリンピック組は心身ともに疲れがありながらも、軌道修正を施しながら決勝に進出。五輪のリザーブメンバーとしてサポートしてきた深谷知広も先行力を誇示して見事に優参。元ナショナルチームの中川誠一郎もアグレッシブな走りで決勝への切符をつかみとった。並びは以下の通りに決まった。
①新田祐大-⑤佐藤慎太郎-⑦守澤太志-⑧成田和也
②脇本雄太-④古性優作
③平原康多
⑥中川誠一郎
⑨深谷知広
地元地区の北日本勢は絆を示して4車で結束。確かな手応えを得ている新田祐大(90期・福島)がラインの厚みを生かして別線を迎え撃つ。
「前のレースの(佐藤)慎太郎さん、成田(和也)さんの走りをみて勇気を貰った。一緒にナショナルで走っている深谷(知広)君の走りも力になりましたし、前のレースから刺激を貰いました。凄く良い状態で決勝を迎えられると思います。ラインから優勝者を出せるように頑張ります」
番手の佐藤慎太郎にも十分にチャンスあり。2003年に高知競輪場で行われた『全日本選抜競輪』以来のG1タイトルを狙いにいく。
「G1のタイトルはずっと取れていないですし、地元で獲れたらこれ以上に最高なことはないですからね。優勝はもちろん狙ってますよ。でもそんなに簡単なことじゃないことはわかっているので。気は張っていますけど、やっぱり疲れもでてくるだろうし体のケアはもちろんですけど、レースでも自分の位置でしっかりとやることやって、そのあとに優勝が付いてくればって思っています。とにかくまずは新田君に離れないように」
脇本雄太(94期・福井)は5日目にまくりでシリーズ2勝目を挙げて迎える大一番。
「(初手)中団が欲しかったが、けん制があったので前へ。眞杉君の先行の仕方、巧さが光って見えた。車間が空いて失敗と思ったがジャンからホームで気持ちを立て直した。先頭までの距離が分からず、雨での視界の悪さは勉強になった。体は徐々にダメージが重くなるが、自転車とのマッチはしてきている。それを決勝に生かしたい。ドリームの再戦みたいな感じだが、古性君が味方にいるし、信じて走る。自分も気持ちが入っている」
2021年8月14日 21時48分
-
選手詳細データ
-
新田祐大 選手福島・90期
-
脇本雄太 選手福井・94期