「たちおあい賞争奪戦」決勝 ~静岡競輪場~

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郡司浩平
南関でただ一人の優参となり、牙城を守る戦い
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浅井康太
頭脳明晰で精密マシンのような動き。大会連覇がかかる
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決勝で唯一の同県連係。二次予選のようなワンツーなるか
郡司浩平-佐藤慎太郎がSSライン

 2022年2月6日(日)、静岡競輪開設69周年記念「たちあおい賞争奪戦」の決勝が行われる。注目の並びは以下の通り。

 ①郡司浩平-⑨佐藤慎太郎

 ⑧小川真太郎-②小倉竜二

 ④吉澤純平-③諸橋愛

 ⑤荒井崇博(単騎)

 ⑥伊藤旭(単騎)

 ➆浅井康太(単騎)

 準決勝では、S班の平原康多、清水裕友に、地元の深谷知広らの実力者が敗退。その中で、3連勝の無傷で決勝に進出した郡司浩平の安定感が光った。

 郡司は初日特選を制したものの「体調面では問題ないけど、重たさだったり、しっくりこない感じがあった。そこを修正しなきゃ」と納得の勝利ではなかった様子。二次予選のあとに「(状態は)日に日に良くなっている。自力を出せたんで吹っ切れた部分もある。自分自身に期待を込めて、明日(3日目)の方が良くなってくると思います」と語っていた。本日行われた準決勝では「自力を出しての1着。昨日言った通りに日に日に良くなっています。南関が一人になってしまった分も、優勝を目指して」と、状態は日ごとに上向きで、今年の和歌山記念のように完全優勝を決めることができるのか、注目を集める。

 前回の67周年大会を制しているのは浅井康太。「初日、2日目よりも今日(準決勝)が良かった。腰が痛くて様子見してたが、急に良くなった。昨日(二次予選)と今日(準決勝)では全然違う。打撲したような痛みが取れたのが大きい」と大会連覇へとコンディションは上向き。

 今節の動きが光っているのは小川真太郎。二次予選後には「(前々回の)奈良で一緒だった小倉さんに(その時の自転車は)もうやめろって言われた。自分のなかでは、あれを踏みこなしたいっていうのがあったんですけど、小倉さんの言った通りに(換えて)やったら高松も決勝に乗れたし、今回もいい」と、信頼を寄せる小倉竜二を背に別線に立ち向かう。

小山裕哉記者

2022年2月5日 21時56分

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