シューズを戻した浅井康太が不安払拭の強襲劇 ~弥彦競輪場~

『悩めているうちは成長できるっていうことだと思うので』
7月11日に弥彦競輪場で行われた開設75周年記念『ふるさとカップ』のシリーズ2日目8レースに登場した浅井康太(三重・90期)が谷口遼平の仕掛けに乗って直線で鮮やかな強襲劇を披露。初日特選では脇本雄太の仕掛けに離れてしまい9着に大敗してしまっていたが、2日目は履きなれたシューズに戻して不安を払拭した。
「昨日は新しいシューズを使ったんですけど、今日はシューズを直前に換えて、元に戻しました。昨日(初日)は最悪だったけど、それで今日は格段に違った。G1用のシューズでしっかりと出た。(どちらのシューズを使うか)だいぶ悩んだんですけどね。メーカーは一緒なんですけど、皮が厚くて固いんですけど。(新しいシューズを使った)昨日はレースが終わったあともかなりきつかったんですけど、今日は息も上がらないくらい楽だったので。このシューズがいいのはわかっているんですけど、もっと良くならないかなって。もっと良くしたいなと思って(初日は新しいシューズを)使ったんですけど。どうやったらうまく使えるか考えることも成長につながりますし、悩めているうちは成長できるっていうことだと思うので」
昨年末は膝の痛みに悩まされていた浅井であったが、今年に入ってからは伊東のウィナーズカップ、名古屋の日本選手権競輪で決勝に進出しており、高いレベルで安定している。己の体と向き合い、道具と向き合い、さらに上を目指そうと突き詰めている浅井だからこそ。
「まだ膝の痛みが出ることもあるんですけど、どうやったら痛みがでないか考えることも大事。痛いからって(膝を)使わないんじゃなくて、逆に(膝を)使ってどうやったら痛くならないかって考えて。去年は歩けないくらい痛い時もあったんですけど、いまは向き合えているのかなって」
準決勝は初日に続いて脇本雄太の番手回り。二次予選を10秒8のまくりで快勝しているグランプリスラマーに付け切って決勝進出を目指す。
2025年7月11日 18時16分
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選手詳細データ
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浅井康太 選手三重・90期