地元で魅せた浅井康太 ~松阪競輪場~

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浅井康太
中部のラインとして成長を目指していく
二次予選9レースは中部ラインで上位を独占

 1月24日、松阪競輪開設74周年記念「蒲生氏郷王座競輪」の2日目が行われた。二次予選9レースでは村田祐樹の突っ張り先行に乗った浅井康太が1着をつかむ。

 レースは村田が坂本周輝の上昇を阻んで突っ張り先行に出る。中団にいた晝田宗一郎は最終ホーム前から早めの巻き返し。かなりいいスピードで中部勢に襲いかかるが、番手の浅井が通過を許さない。浅井は晝田を1コーナーで張って勢いを止める。それでも怯まない晝田を2コーナーで再度けん制。極めつけにはバックで晝田の動きを完全に止めて先行した村田を徹底的に援護した。

 3番手の西村光太は3番手でしっかりと内を締め、中部勢3人が自分の持ち場で仕事をして直線勝負に持ち込む。抜け出した浅井が1着で続いた西村が2着、3着には村田が逃げ粘り、ラインで上位を独占した。

 番手で大立ち回りをした浅井は「 落車から痛めていた肩鎖関節はだいぶ感触がいいし、動いているので、今年はそういうところで勝負しようと。番手を攻めたり、厳しいレースをしていってラインで勝ち上がるために仕事をしようと」と状態面が戻ってきたことで〝ヨコの動き解禁〟を宣言。

 「村田(祐樹)君だったり、志田(龍星)君、(藤井)侑吾だったり、(山口)拳矢と中部の先行屋が育ってきているし、仕事をするイメージを残していきたい」と中部王国復活へ、輪界の頂点に2度立っている男がラインを強固にしていく。

小山裕哉記者

2025年1月24日 19時00分

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