一丸尚伍と小泉夢菜がルーキーシリーズを制す ~松戸競輪場~

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一丸尚伍
勝負強さと冷静な判断が光った
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小泉夢菜
笑顔でガッツポーズをしてくれた
嬉しいデビュー戦優勝

 5月2日に松戸競輪場でルーキーシリーズ2022の決勝戦が行われ、男子は一丸尚伍(大分・30歳)が優勝。ガールズは在所2位の小泉夢菜(埼玉・23歳)が見事Vを手にした。

 11Rに行われたガールズ決勝戦は初手で2番手の渡部遥が打鐘の合図と共に仕掛けて先頭に立つと、終始渡部を追った小泉が最終ホームを2番手で通過する。人気の池上が1コーナーから仕掛けると、小泉も2コーナーから合わせて踏み込む。懸命に逃げ粘る渡部を、4コーナーで捕らえた小泉がそのまま後続を振り切ってゴール戦を1着で駆け抜けた。
 「昨日みたいに自分でまくれる位置から組み立てて行こうと思っていた。昨日はタレてしまったので、今日は後半にかけてスピードが上がるような感じで踏みました。渡部さんも良いカカリだったので、その渡部さんのスピードを貰っていくような形になりました。お客さんには名前を呼んで貰ったりして嬉しかった」

 12Rの男子決勝戦は正攻法の山口多聞が赤板から積極策。山口の番手に切り替えた一丸尚伍がゴール寸前で差し切った。
 「甲斐(俊祐)選手と組んで走るってことで構えていたけど、甲斐選手の仕掛けるスピードが良かったので遅れてしまった。ちょうど山口選手と加藤(将武)選手の間が空いていたので、上手く入れました。思ったよりも周りが見えていましたね。ここまで中距離種目をやっていたことが生きています。レースは下手な方だったけど、ブリヂストンで4年、シマノで2年半いたことで周りを見る力を養えた」

本吉慶司記者

2022年5月2日 22時09分

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