勢い乗る嵯峨昇喜郎が地元に参戦 ~青森競輪~

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嵯峨昇喜郎
自慢のスピードを地元で披露する
函館G3で大活躍

 15日(月)から、青森競輪F1ナイターが開幕する。S級初日特選12Rには、地元の嵯峨昇喜郎(青森・113期)が前走の函館G3の勢いのままに出走する。

 嵯峨は函館G3決勝で赤板から突っ張り先行。同県の坂本貴史のG3初優勝に大きく貢献。「(坂本)貴史さんが優勝してくれて本当にうれしかったですね。お世話になっている先輩だし、自分がそれに少しでも貢献出来たことがうれしかったです」と素直に喜んだ。

 嵯峨自身も2日目には上がり一番時計を計測するなど、仕上がりの良さが目を引いた。「調子自体はそこまで変わっていないんですけどね。ただ、バックを取る競走を心掛けて、レースの内容にもこだわって走ってたら結果が付いてきてくれたんです。なんか、そういう競走をしてた方が周りにも褒められるし(笑)。それに、ただ後方で構えて不発のレースをしているだけだったら、何も残らない。それでバックを取れるようにと思って走ったら結果が出ました」

 今回は中6日での追加参戦。「次の小倉までかなり空いてたからゆっくりしようと思ったら追加を頂いて。直前がすごい雨で外は乗れなかったけど、函館の疲れがあったから休養になった。今回は新車。練習でしか使ったことのないフレームを使うので、どう出るかちょっと分からない。でもチャンスだと思っているので、しっかり頑張ります」。落車や腰痛で悩まされた日々もあったが、元々のポテンシャルは非凡なものを秘めている。待望のS級初優勝を地元で飾るべく、今節も力を出し切るつもりだ。
 

熊谷洋祐記者

2022年8月14日 18時59分

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