小田原記念決勝コメント ~小田原記念~

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郡司浩平
地元神奈川の牙城を守る
南関4車が強力布陣を敷く

 小田原競輪場で開催されている開設74周年記念「北条早雲杯争奪戦(G3)」は、4月15日に3日目が行われた。決勝進出をかけた準決では、熾烈なバトルが繰り広げられた。S班の守澤太志はまさかの北井佑季の飛び付きに苦しめられて、絶望的な展開から6着が精いっぱい。準決で敗退となったが、あとの2人のS班、郡司浩平と新田祐大はともに1着で勝ち上がった。また、地元、南関勢は、郡司をはじめ、深谷知広、内藤秀久、佐々木龍と4人が決勝に進出。昨年8月の当所記念では、深谷との別線を選択して優勝を逃した郡司だが、今シリーズのファイナルは4人で結束。19年以来となる4度目の小田原記念制覇に視界は良好だ。4月16日に行われる決勝の並びとコメントは以下の通り。

【並び】
⑤深谷知広-①郡司浩平-⑧内藤秀久-⑥佐々木龍

②眞杉匠-④雨谷一樹

③新田祐大-⑨和田圭

⑦神田紘輔(単騎)

【コメント】
①郡司浩平「(準決は)僕がどうのこうのというより、深谷さんが力でねじ伏せてくれた。番手に付かせてもらって、付いているだけだったけど、今日(3日目)が一番感じが良かった。深谷さんの番手」

②眞杉匠「日に日に上向いていると思います。前回よりはレース勘も含めて、体の状態はいいんじゃないかと。南関が多いし、雨谷さんと勝ち上がれてラインができたのは大きい。自力」

③新田祐大「(準決は)置いていかれないようにと思っていたら、結果としてああなった。後ろでけん制するとは思わなくて、松井もいい勢いで切りに来ると思ってたんですけど、結果的にああなった。気温の上下が激しいので、体調だけは気を付けたい。自力」

④雨谷一樹「最後は差せる脚がなかった。眞杉君と(決勝に)乗れて、心強い後輩ですね。再度眞杉君。決勝は差せるように」

⑤深谷知広「若干、オーバーペースではあったけど、粘れたんで良かったです。自力」

⑥佐々木龍「踏んだ感じは良いです。(松井)宏佑がチャンスあるように仕掛けてくれて、福田さんも連係は離れてしまったけど僕のコースを作ってくれたおかげ。南関4番手」

⑦神田紘輔「久しぶりの(G3)決勝ですね。最近ずっと調子がいいので、感じもいいです。一人で。ゴチャ付いてくれることを祈ってます」

⑧内藤秀久「(2日目に)新車を投入して、(2日目を走り終えてから)セッティングをいじって一番いいですね。踏み出しが良くなった。南関の3番手」

⑨和田圭「新田がどこからいくのかと思って内だけ締めて食らい付いていきました。流れ一本です。三度で新田君」

熊谷洋祐記者

2023年4月15日 19時14分

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