和田健太郎が深谷知広と呼吸を合わせる ~松戸競輪~

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和田健太郎
優勝に一番近い場所で地元Vを狙う
地元Vへ自然体で挑む

 松戸競輪F1ナイターは22日(月)に最終日が行われる。S級決勝12Rには地元の和田健太郎(千葉・87期)が駒を進め、全幅の信頼を寄せる深谷知広の番手から地元Vを目指す。

 準決勝の和田は深谷の番手回りから1着。初日終了後に深谷は「踏み上がらない。修正が必要」とこぼしていたが、準決で真後ろから見ていた和田は目を丸くしてこう語った。
 「見ての通り。(深谷が)強すぎ。一人だけおかしいでしょ。昨日よりも全然強い。ぎゅんって踏み出してどんどん踏み上がっていったし、俺もそうだけど別線もきつかったと思う。昨日から修正してくるんだからさすがでしょ」

 決勝戦も深谷の番手回り。準決で差しているだけに地元優勝の期待も高まるが、和田は至って平常心。まずは相棒の力を最大限に引き出せるようにと思考を巡らせる。
 「優勝ですか?自分は深谷におんぶにだっこなんで。深谷がまずは自分の力を出し切れるようにってことですね。出し切った時に強さを発揮する選手ですし、深谷が勝つ競走をしてくれた時に自分にもチャンスが出てくる。もう何度も一緒に走ってるし、それはよく分かってるんで」

 深谷が力を出し切った先に、和田の地元優勝が叶うか。まさに注目の決勝戦だ。

熊谷洋祐記者

2023年5月21日 21時34分

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