和田健太郎が通算400勝を達成! ~松戸競輪場~

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和田健太郎
南関屈指の追い込み屋
「今年400勝したかったので、それが吉井さんの冠レースだったので、感無量です」

 7月9日(水)に松戸競輪場でF1『吉井秀仁杯』の最終日が行われた。メインのS級決勝では地元の和田健太郎(87期・千葉)が優勝。地元で通算400勝を達成した。

 レースは晝田宗一郎率いる中四国勢が前受け。その後ろに飯野祐太-和田健太郎ライン、山口多聞と大矢崇弘の埼京勢が5、6番手で単騎の中嶋宣成が最後方の初手となった。青板バックで後ろ攻めの山口が切って先頭に立つと、赤板で飯野が叩きにいくも山口が突っ張る。飯野が3番手に入り直し、打鐘を通過すると、5番手にいた晝田が打鐘2センターから一気に反撃。しかし進みは悪く、飯野が1センターで合わせるように踏むも、飯野も進み切らない。すると和田は、大矢の後ろに切り替えて、3コーナー手前から自ら踏み上げると、逃げる山口を直線で捕らえて後続を振り切りゴールした。

 優勝インタビューでは「今年400勝したかったので、それが吉井さんの冠レースだったので、感無量です。地元が僕ひとりだったので、何とか優勝できるようにって想いはありました。飯野君が僕のコースを作ってくれたので、そのおかげで優勝ができました。前のレースで五味田さんが優勝して、バトンを渡されて、プレッシャーをかけられたので、その分、(優勝したときに)ガッツポーズが出ました」と喜びの声を口していた。

 20年にはグランプリ優勝、S班を経験して44歳になったいまも差し脚は衰えていない。この後は、京王閣GIII、来月にはGIオールスター、そして、地元記念も控えている。トップレベルでしのぎを削り、ここからさらに勝ち星を積み重ねていってもらいたい。

池端航一記者

2025年7月9日 16時53分

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