3番手強襲の和田健太郎が2年ぶりの記念V ~伊東温泉競輪場~

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和田健太郎
2年ぶりの記念V
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⑤和田は①松井と⑨佐々木の中のコースを鋭く伸びる
松井宏佑が圧巻の2周半先行で南関勢が独占

 12月5日伊東温泉競輪場で開設73周年記念「椿賞争奪戦」の最終日が行われ、第12レースの決勝で和田健太郎が優勝。松井宏佑が突っ張り先行で別線を完封。ライン3番手から直線で中のコースを鋭く伸びた。

【和田健太郎(1着)】
「率直にうれしいですね。みんながやることをやった結果だと思います。一番は2周半先行してくれた(松井)宏佑。(佐々木)龍も番手の仕事をしてくれたし、五十嵐さんが3番手を譲ってくれた。みんなのおかげだと思います。他のラインはそれ(前受け)が一番怖いと思った。突っ張りでも、引いても、どちらにしろ怖いだろうなと。宏佑がとにかく力を出し切りたい、先行したいって感じだったし、龍も番手のやることをしっかりやりたいと。伊藤君に降りられたのは僕のミスだけど、しっかり対処できた。最後は勝負なんで中を行かせてもらいました。出来すぎですね。前の2人がレースを作ってくれたことが大きい。結果だけは良かったけど、僕としては中身がなかった。練習をしっかりして、感覚を取り戻していきたい」

【松井宏佑(2着)】
「今日は4車だったので、全部突っ張ってラインで決まるようにと、ずっと踏みっぱなしで全開でした。最後は気合いだけでした。初日は何もできずに、2日目、3目目も魅せるレースではなく最後は熱くなるような魅せるレースをと。深谷(知広)さん、(渡邉)雄太さんが欠場した分も頑張ろうと。(今開催は)きつかったです。(体調は)万全ではなかったし競輪祭を獲りたかった中で完全に気持ちを切り替えられたわけではなかったので。(南関を)深谷さん、郡司さんに任せっきりというわけにはいかない。自分も引っ張っていけるように」

【佐々木龍(3着)】
「今の実力ですね。最高の形を作ってもらったのに。(記念初優勝が)意識せずに決勝とかではなく、1つのレースとして集中して挑んだ。力が足りなかった。(前検日の追加だったが)そこは関係なく、与えられた仕事をするだけと。決勝にこれたのも前の選手のおかげ。(決勝も)いい位置を回れてチャンスをつかみきれなかった。次はつかめるように。毎年、上積みがあるようにコツコツやってきた。準決、決勝に進めるようになってきたし、次の佐世保記念も頑張りたい」

小山裕哉記者

2023年12月5日 21時05分

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