前回の修正を果たす

　6月10日に青森競輪場でF2ミッドナイトシリーズの初日が行われた。8Rには新鋭の安彦統賀が出走し、突っ張り先行で力強い押し切りを決めた。

　前々回の名古屋決勝では1位入線で失格。続く京王閣では準決で4着敗退と、近況の流れは悪いが状態面は問題ない。前検日には「前回は車輪やシューズを新しい物に変えてダメだったので、今回は元の物に戻します。昨日の17時くらいに追加の連絡が入ったけど、練習も終わったあとだったし問題ないです。青森は特班を決めたバンクだしイメージは悪くない。前回の失敗をしないように」と今シリーズでの巻き返しを誓っていた。
　
　レースでは有言実行を果たし、内容のあるレースを披露した。
　「しっかりラインで決まるようにと思って、突っ張る気持ちで走った。相手も結構踏んできていたので、そのままスピードを落とさないように走った。その分、最後は脚が一杯できつかった。（バンクは）重たい感じがあったけど、もっとキレがあれば良かった。準決もしっかり頑張ります」

　強豪ひしめく今シリーズの中でもポテンシャルの高さは一番。準決も充実の援軍を背に圧巻の逃走劇を披露する。

• 選手詳細データ

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  安彦統賀 選手埼玉・121期